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STAGLEE の制作/運営をしております、4CREATOR JAPAN 代表の大島です。
今回のブログ記事では「なぜ集客が伸びていかないか」について、個人的な視点で述べたいと思います。 

人の行動には動機が必要

あなたが最近チケットを買って観に行ったライブ等を思い起こしてみて下さい。どうして会場に足を運んだのでしょう?どうしてチケットを買うことになったのでしょうか?

その会場に足を運ぶ前に、そこで行われるライブ等の出演者や内容を全く知らずに行くシチュエーションがあるとするならば、例えば恋人や友達に誘われ「付き合い」で行く、という事くらいしか私には想像が出来ないのですが、何か他に事例はあるでしょうか。

そういう「付き合い」で行く方を例外とすると、主体的にその会場へ足を運ぶ方で、ライブ等の出演者や内容を全く知らずに行く、ということはまず考えられません。しかもチケット代を支払っているならば尚更です。

つまり、ライブ等に足を運ぶ、という行為を行うためには、出演者やライブ等の内容について「何らかの情報を知っている」ことが前提となります。

人が行動をするためには動機が必要ですが、その動機を生み出す前提には「知る」ことが必要だと思います。逆に言えば、全く知らないことに対しては人は興味を持つことすら出来ず、従って行動を生み出す動機は生まれない、と思うわけです。


知る前の「気になる状態」を作る

よくある「出演者を羅列したような告知」にも、大抵はイベント名が付いています。

多くのイベント名は、個人的に「もっと考えた方がいいですよ!」と思います。イベント名に出演者を重ねて書いている例を多く見かけますが、それでは出演者を知っている既存のファンにしかアピールしません

しかし、実際イベント名だけでキャッチコピーのように人を振り向かせるのは至難の技ですし、主役級の出演者名を書かない、というのはあり得ない、というのも頷けます。またタイトルであるイベント名に、説明調にダラダラと長く書くこともいただけません。

このように考えていくと、そもそも「イベント名」+「出演者名」+「会場名」+「日時/チケット代」だけを並べるような告知方法は、そもそものフォーマット自体に問題があるように思えるのです。多少の違いこそあれ、多くのイベント情報がこの『新規の観客を呼べないフォーマット』で告知をしているのが現状です。

では、このフォーマットを『新規の観客に気にしてもらえるように』改善するにはどうしたら良いでしょうか?

例えば、イベント情報にイメージ画像を加えてみましょう。
この画像に、見る人のタイプの異性が写っていれば、少しは気にしてもらえるかもしれませんが、その気になり方はイベントの趣旨からは遠く、不純だったりしますね(笑)。でも「なんかカッコいい」写真であれば、「気になる状態」を作ることに少しは成功していると言えるかもしれません。
とにかく人の感情を動かす写真であれば、「気になる状態」を作る目標としては前進でしょう。

無論、このイメージ画像は既存のファンに気がついてもらうためにも有効なので、最近はどのイベント情報にもイメージ画像を使う傾向にあるように思います。

では続いて、このイベント情報に「サブタイトル」や「イベント説明文」が追加されたらどうでしょう?
サブタイトルなら、イベント名では網羅することが難しかったキャッチコピーの役割を持たせることが可能です。優れたキャッチコピーは、人を「気になる状態」にするだけでなく、行動させるチカラを持つことがあります!

例えば、「本場スペインでは毎回ソールドアウトとなる若手気鋭のギタリストが日本初上陸!」と書かれていたらどうでしょう?少なくとも普段フラメンコ音楽を好きで聴いている人なら、そのギタリストの名を知らずとも興味がわくのは必然ではないでしょうか。

加えて上手なライターが書く説明文あれば、「気になる状態」を作ることはさらに容易となります。読み手との接点となるキーワードが含まれれば、気になるレベルから「知りたくなる」レベルへと引き上げてくれることでしょう。

そのイベント紹介文から「イベント体験(感動体験)」を想像できれば、会場に足を運ばせる動機は生まれるのです。

10倍売る人の文章術

『伝説のダイレクト・マーケッター』と呼ばれるジェセフ・シュガーマンという方がいます。
彼は卓越した文章術で商品やサービスを販売し、顧客を爆発的に増す全米No.1のセールス・ライターと言われています。

彼のノウハウを、イベント情報の告知に応用するためには、頭の中で「ひとひねり」が必要となるかもしれませんが、文章によって人を購買活動にまで持っていく、というエッセンスを知れば、今までのイベント告知に必ずや一工夫したくなるはずです。

現在当たり前のように行われている「出演者を羅列したような告知方法」は、「新規の観客に会場に足を運んでもらう」方法論としては明らかに情報が足りていません。それはつまり集客が伸びていかないことを意味します。その現況を改善し、支援する仕組みを詰め込んだのが STAGLEE なのです。

STAGLEE には、イベント告知に必要な要素があらかじめ用意されており、専用フォームに入力していくだけで「イベント情報ページ」を公開できます。加えて観客となる方々に、その情報に気がついてもらう仕組みがあります。

セールス文章術を学び、イベントの魅力を上手に伝えることが出来れば、新規の観客を「気になる状態」から「知りたい」に導き、やがては会場に足を運んでもらうことに繋げていけるのです。

一つ一つのライブ等のイベントを、それを求める観客に1人でも多く足を運んでもらえるように、適切な方法で告知をしていく、その当たり前を続けることが集客を伸ばしていく鍵ではないでしょうか・・。